気持ちの整理をしてみた
看護師という仕事柄のせいか、もともとの性格なのかちょっと堅すぎる面があった私。
患者さんに対して「入院中のストレスを少しでも減らすために自分たちができることはどんなことがあるか」とか、「身体的な症状だけじゃなく、精神的な痛みについても考えてケアしていきませんか?」とかそんなことをよく提案していた。
そういった話し合いを求めてはいたけど、同じように考えていて、その場で一緒にやっていける人と反発される人と見事に半々だった。
「何でその人にとっての苦痛が少しでも減って楽になれるかもしれないことなのに、こうやって反発されてしまうんだろう」「この人たちは何を思って働いてるんだろう」って、心のどこかで自分を正当化して相手を非難していた。
結果的にそういったことを実行できた時もあるけど、反対されて終わる時もあって、失敗に終わってしまった時、そこでもう進むことを諦めてしまっていた。
でも今思い起こせば、それは私じゃない誰かが提案していたら通ったことかもしれないと
そう思うようになった。
「忙しいのに、一人一人にそんなことしたって意味がない!」と思っている人の心ですらも説得させられるだけの信頼性や実行力があったり、論理的に伝えられる能力がある人が提案していたら通る話であるかもしれない。
ふとそんなことを思った時、「この人がそう言うならやってみてもいいかな」と、普通にそう思ってもらえる人になりたいっていうのが目標になった。
自分のやりたいと思うことだけを通していただけでは、患者さんにとってもそれがいいこととは限らずエゴになることもある。
もしかしたら他のスタッフはそういうことを言ってくれていただけかもしれないのに、自分の想いに捉われるあまり、俯瞰して見ることができずにいた。
何だかいろんなことが成長していなくて、発達段階としては遅すぎるかもしれないけど、これも自分。受け入れていかなきゃ。